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「ゆっくり」で自律神経が整う理由|副交感神経を高める言葉の力と使い方

「ゆっくりでいいよ」

「焦らなくても大丈夫」

「まずは落ち着いて」

そんな”ゆっくり”という言葉をかけられて、ほっとした経験はありませんか??

私たちの体には、自律神経という”無意識のスイッチ”があり、その中でも副交感神経は心と体をリラックスさせる重要な役割を持っています。

そして実は、「ゆっくり」というたった一言が、副交感神経を優位に導く強力なトリガーになるのです。

この記事では、「ゆっくり」という言葉がなぜ副交感神経を活性化させるのか、その仕組みや効果、日常への取り入れ方まで詳しくご紹介していきます。

副交感神経とは?ゆっくりの真の効果を知る前に

自律神経というものがありまして、交感神経と副交感神経というものが二つあります。

交感神経とは、朝昼に活発になり、体が元気になる神経です。

ほかにストレスや緊張、不安、疲労などがあると交感神経が上がりやすいです。

つまり自律神経が乱れているのです。

副交感神経はその逆で、心も体もリラックス状態の時です。

主に夜に活発化されます。特に眠い時は強く副交感神経が高まります。

副交感神経があがりすぎると、強い眠気がきます。

「ゆっくり」という言葉がもたらす副交感神経への影響

ゆっくりと頭で思うだけでもいいので、今試しに十回ぐらい思ってみてください。

どうです?少し眠くなりませんか?呼吸が楽になったり。

それは副交感試験があがったからです。

なぜ上がるのかというと、「ゆっくり」と思ったり口に出し続けると脳内伝達物質の

セロトニン、オキシトシン、GABAといった、幸せホルモンが出るからなのです。

セロトニンが特に強く出て、セロトニンが増えるとドーパミンやノルアドレナリン濃度が下がります。

すると、自律神経の乱れが整い、興奮状態が収まったり、ストレス状態が減ったりします。

そのため副交感神経があがるといったシステムです。

「ゆっくり」が体に現れる5つの変化

・呼吸が深くなる。

・心拍数が落ち着く

・筋肉の緊張が緩む

・胃腸の働きが活発に

・眠気が出る・リラックス状態に入る

これらは前述の通り、興奮やストレスが減るためです。

疲労も取ることが出来ます。

リラックスすると筋肉がほぐれます。

皆さんご入浴されると思われますが、これらの事柄が出ませんか?

お風呂に入ると副交感神経が高まるためです。

でも常にお風呂にはいれるわけではないですよね?お金もかかるし朝昼は学校や仕事もあります。

だから例えばプレゼンやテスト前に「ゆっくり」となんども唱えれば自律神経が整いリラックス出来るのです。

【体験談あり】日常で「ゆっくり」を使うタイミングとシーン

前述の通り緊張する場面で使うと良いでしょう。

あとは疲れた時にも有効です。

ストレスが強い時とかもOK。

あとは僕は寝る前にゆっくりを唱え続けて眠りにつく時がありました。

その時寝るときのトラウマがあり、睡眠薬を飲んでもなかなか寝れない時期があり、ゆっくりを何度も唱えて寝ていたのです。

ゆっくりと何度も思っていれば、ネガティブなことも考える余裕もないですし、副交感神経もあがるし、一石二鳥なのです。

今は安心して眠れる状態になったので睡眠時間を楽しむためにあえて何も考えずにお布団と友達になってます。

「ゆっくり」以外にも副交感神経を高める言葉たち

・「安心して」

・「大丈夫」

・「そのままでいい」

これらも副交感神経を高める方法の言葉です。

ですが、僕自身はこれらを唱えるのに抵抗感があります。

まるで今まで安心してなかった&大丈夫じゃなかったのかとか考えてしまうためです。

その点「ゆっくり」はなんの抵抗感もなく唱え続けられるのでおすすめします。

まとめ|「ゆっくり」は最強のリセットワード

ゆっくりという言葉はリラックスしたいときにおすすめする言葉です。

ちなみに実際ゆっくり動くのも効果がありますよ。

ゆっくり歩く。ゆっくり食べる。ゆっくり喋る。

これらも効果的なので実践してみてね。

「ゆっくり話すと、自然と呼吸がゆっくりになります。そして、ゆっくりとした深い呼吸は何より副交感神経の働きを高めてくれるので、自律神経のバランスも整います」

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