「何もしたくない」「生きる意味が分からない」──
かつての私は、まさにそんな状態でした。
生きる気力もなく、ただ“楽して幸せになりたい”と願っていたのです。

出会い系で幸せを探していた過去
当時の私は、出会い系サイトで“誰か良い人に出会えれば…”と淡い期待を抱いていました。
でも、現実は甘くありません。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、自分の心が荒んでいると、同じような人たちしか寄ってこない。
その結果、どの出会いも空振りで、余計に孤独を感じていました。
今なら分かります。
本当の幸せは、他人からもらうものではなく、自分の行動から生まれるものだと。
自暴自棄な日々と罪悪感
当時の私は、完全に自分を見失っていました。
親のお金を盗んだり、家の物を質屋に入れて生活費を作ったり…。
心も生活もボロボロで、うつ状態に近かったと思います。
でも、そんな私にも転機が訪れたんです。
人生を変えた「作業所」との出会い
ある日、なんとなくB型作業所に顔を出したとき、Tさんという男性利用者に出会いました。
彼はとても厳しい人で、どんなに泣いても私を外に連れ出して作業所へ連れて行く。
当初は正直、憎しみすら感じていました。
でも、その日々を続けるうちに少しずつ変化が訪れました。
外に出るのが怖くなくなり、朝起きて支度をして作業所へ通うのが日課になったのです。
「無理やりでも行動を起こすこと」──
それが、私の心を再び動かした第一歩でした。
支援を受けながら、自分を立て直す
Tさんやヘルパーさん、作業所の職員さん。
多くの人の支えを受けながら、私は少しずつ“自立”に向かって歩き出しました。
料理もできなかった私が、少しずつ自炊できるようになり、掃除も続けられるようになった。
何より、「自分でも変われるんだ」と思えたことが大きかった。
行動すれば、人生は変わる
「やる気が出ない」「何もしたくない」という人にこそ、伝えたい。
行動さえすれば、どんなにボロボロな自分でも変われる。
腐り切っていた私が変われたんだから、あなたも絶対に大丈夫です。
もちろん、うつ病などで心身が限界の人は、まず休むことが最優先です。
でも、「このままじゃ嫌だ」「早く幸せになりたい」と思うなら──
考えるより先に、小さくても行動を起こしてみてほしい。
幸せは“行動の先”にしかない
楽して幸せになりたいと思っても、現実はそう甘くない。
何も変わらない日々を繰り返すだけでは、幸せはやってきません。
でも、たった一歩、外に出る。
人に会ってみる。
作業所に行ってみる。
──その小さな一歩が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになります。
だからこそ、最後にもう一度言いたい。
「行動あるのみ!」